展覧会や個展に贈るお祝い花のマナー

美術作品や書道、陶芸など、様々なジャンルで日々開催されている展覧会や個展。友人や家族、お付き合いのある人の記念すべき個展であれば、お祝いにお花のギフトを贈りたいですよね。しかし、ギャラリーや画廊にお花を贈る場合は、気をつけなくてはならないマナーも存在します。ここでは展覧会や個展や美術展の開催にあたって贈るお花のマナーについて、ご案内していきます。

お花を贈るタイミング

開催日の初日の午前中がベスト

一般的に個展祝いのお花は、個展開催日の初日の午前中に届くように贈ります。
主催者、出展者はもちろん、関係者の方など沢山の方々が初日の午前中にいらっしゃいます。他の方のプレゼントも初日の午前中に届きますので、多くのプレゼントが重なり、華やかな状態で来場者を迎えることができます。
前日にレセプションパーティーなどがある場合は、そちらへお届けしても構いません。パーティーでお花を飾ってもらえるように開始時間よりも前にお花を届けましょう。

注意点

いつお花を贈ればいいか、贈りたいご本人に確認されるより、イベントの主催者や会場を管理している施設運営窓口に確認したほうが、正確な情報が得やすいこともあります。主催者が団体ではなく、知り合いの一個人であり、気軽に確認ができる間柄であれば、贈って良い日を伺ってからお手配をするのが良いでしょう。
なお、前もって送ったほうがいいのでは?と考える方がいらっしゃいますが、お花は生ものであるとともに、基本的に展示会場で数日前から預かってもらうことはできません。主催者へ事前に確認するのがベストです。

 

お祝い花の相場

展覧会や個展や美術展の開催にあたって贈るお花の相場はどのくらいでしょうか。ほかにも贈る方が多いと、比べられてしまうので、相場感覚は重要です。

ご友人や身内 5000円から10000円
関係者や弟子、師匠 5000円から15000円
関連企業など 15000円から20000円以上

 

おすすめフラワーギフト

展覧会や個展祝いに適したフラワーギフトを紹介していきます。
個展には、絵画・陶芸・書道・写真・刺繍など様々あり、その規模や作風に合ったお花を選んで贈る必要があります。作品を引き立たせ、目立ちすぎず、会場の大きさに合わせたお花でお祝いしましょう。

アレンジメント

器に入った状態で、そのまま置いて飾ることができるアレンジメントは、個展祝いの場面で活躍するお花です。場所を取らないコンパクトなものから、大きく豪華なものまで、予算に合わせた選択肢があります。アレンジメントは個展のイメージをお花で表現しやすいので、「テーマカラーで作ってほしい」「作風に合わせた、かわいらしいイメージで」など要望が伝えやすい特徴もあります。

季節のお任せアレンジメント ミックス Lサイズ

ボリュームがあり、とても華やかなのであらゆるシーンの贈り物としておすすめです。

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胡蝶蘭

お祝いシーンで、気品のある華やかな贈り物といえば胡蝶蘭です。「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉があり、お花を長く楽しめるのが特徴です。高級感があるので、展覧会の格式を高めてくれます。個展の会場は、室温が一定に保たれていることが多いので、胡蝶蘭を飾る環境としても適しています。
胡蝶蘭には「ミディ」という小型の品種があります。花が小さく、鉢植えがコンパクトで飾る場所を選ばないので、小さめのギャラリーや共同展示の会場には適しています。

ミディ胡蝶蘭 3本立ち

優雅で気品のある胡蝶蘭の雰囲気そのままに、場所を選ばず楽しめるコンパクトなサイズです。

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胡蝶蘭 3本立ち 30輪以上保証(蕾含む) 白

価格とボリュームのバランスの良さが魅力で多くの方にお選びいただいている定番商品の一つです。

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スタンド花

スタンド花は高さが2m近くあり、遠くからでも見栄えが良い存在感抜群のお祝い花です。他のフラワーギフトよりも華やかでボリュームが良いので、大きめの会場の入り口や受付付近に飾られることが多く、場を華やかにしてくれます。企業からのお祝い花として、ビジネスシーンでも活躍しています。
スタンド花は、アレンジが1つの1段タイプと下の部分にもお花が付く2段タイプがあり、より豪華なものを希望する場合は2段タイプがおすすめです。

スタンド花 2段

その季節に合ったお花を、たった一つしかない贈り物として、お届けいたします。

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花束

会場に花瓶の用意がないこともあり、相手側が困ってしまう可能性もありますので、あまりおすすめはできません。しかしお花を飾れるようなスペースが無く、花束を持ち帰ってもらう前提で、持ち帰り用の袋もつけて渡すなら、お祝いの気持ちが伝わるでしょう。生花は、持ち帰りが負担になってしまうこともありますので、相手への配慮が不可欠です。

 

開催場所に合ったお花を選びましょう

展覧会が開催される会場の大きさに合わせて、適したお花を選びましょう。会場の大きさは個展の内容によって差があり、比較的限られたスペースで飾れるお花が好まれることが多いです。

小さなギャラリー

小さなギャラリーでの個展では、お花を置けるスペースが限られていることが多いため、あまり場所を取らず、相手の負担とならないようなお花を選ぶことが大切です。あらかじめ、お花のサイズなどを主催者に確認しておくと良いでしょう。
また、当日配達するスタッフがお電話した際に繋がるご連絡先も、併せて確認しておくと安心です。

おすすめのお花・・・小さめのアレンジメントやミディ胡蝶蘭

 

大きな画廊やデパート

大きめの画廊やデパートの場合は、大きめのお祝い花を贈ることも可能になります。入口や受付付近に大きなスタンド花を置くことや、会場のコーナーなどに床置きで胡蝶蘭や大きめのアレンジメントを設置することで、会場を華やかに演出できます。多くの人からお花が届くと予想されるので、お花が並んだときに見劣りしない立派なものを贈りましょう。
ただ、会場によってはお花を贈ること自体がNGの場合もありますので、ご注文される際には花を贈ることが可能なのか、またどのくらいの大きさのお花を設置することが可能なのか、主催者様にあらかじめ確認されると良いでしょう。

おすすめのお花・・・大きめのアレンジメントや大輪胡蝶蘭、スタンド花

 

共同展示場

共同展示場では、ひとつの会場で複数人の作品が展示されます。どなた宛のお花なのか分かるように、立札を付けたお花を贈ることが一般的です。贈る相手やお花の大きさによって、形式的な立札にするか、カジュアルなメッセージカードで名前を記載するか選びましょう。アレンジメントであれば、展覧会の規模や雰囲気、予算に柔軟に対応できるのでおすすめです。

おすすめのお花・・・アレンジメント

 

立札・メッセージカード

展覧会や個展や美術展の開催にあたってお花を贈る場合、ほかにも多くの方から送られてくる可能性があり、誰から届いたのか一目でわかるようにするのもマナーです。また、贈り主が明示されることで、本人や主催者が用意したのではなく、お祝いとして贈られてきたのだとわかり、場が盛り上がり、来場者の信頼アップにもつながります。

立札

胡蝶蘭やスタンド花、大きめのアレンジメントには立札をつけます。
胡蝶蘭につける立札の頭書きは「御祝」や「祝 出展」、「祝 個展開催」などを使用します。
スタンド花やアレンジメントには、少しカジュアルに「個展開催おめでとうございます」「Congraturations!」などを記載することも多いです。また、毎年開催されているのであれば、「〇〇展△周年おめでとうございます」などお入れしてもいいでしょう。

個展のタイトル、ネーミングをお入れする場合は、文字の間違えが無いように充分に気を付けて依頼してください。出展者様のお名前も気を付けたいポイントです。お祝いの気持ちを込めて贈るお花ですから、失礼にならないようにしましょう。

 

メッセージカード

メッセージカードならば、こちらの思いをよりしっかり伝えられます。以下のようなメッセージを例に、お祝いの気持ちをお花に添えて贈りましょう。

「個展開催おめでとうございます!
個展の成功と、これからも素晴らしい作品を発表されることを期待しています。」

「個展開催の由、誠におめでとうございます。残念ながら、顔を出すことができませんが、素晴らしい作品がたくさんの方に見ていただけることを願っています。」

 

まとめ

個展祝いにお花を贈る際のポイントは、まず会場に花の持ち込みの可否や届日の事前確認をすること、個展が開催される会場に合わせたサイズのお花を贈ること、個展のイメージに合わせて派手過ぎるお花は贈らないことです。
個展は主催者にとって、自分の作品を多くの人に見てもらうことができ、人との新たな交流が生まれる一大イベントです。その場に相応しいお花を準備して、記念すべき日をお祝いしましょう。