モンステラがかかりやすい病気とは

病気になりにくいモンステラでも、不老不死というわけにはいきません。変わりやすい天気についていけなかったり、大量に発生した害虫に負けてしまったりすることもあります。

病気や害虫に打ち勝ち、大切なモンステラを守るためには、対処法を知ることが大切です。モンステラが病気になる原因や病気の種類、天敵となる害虫を知っておきましょう。

湿度が高いとかかる立ち枯れ病

立ち枯れ病は、湿度が高すぎることが原因と考えられている病気です。春と秋に発生する病気なので、春と秋に葉の一部が傷んでいるようなら、立ち枯れ病を疑ってみてください。

窓を閉め切っているなら開閉を頻繁にして、可能なら湿気の少ない場所に移動しましょう。鉢底も風通しがよくなるように、台に置いて鉢の下に空間を作ってください。

黒いすすをかぶったようなすす病

すす病はすす病菌と呼ばれるカビが原因とされる、黒い斑点ができる病気です。

小さな黒い丸い斑点が、葉から枝、そして幹へと転移していきますので、発見したら早めに対処しましょう。黒いはっきりした斑点なので、見た目ですぐに分かります。

すす病菌は、モンステラにつきやすいカイガラムシの排泄物を餌として、増える性質があります。見つけたら、植物用殺虫剤で駆除しましょう。
葉を指でさわってくっついてくる感覚があったら、それがカイガラムシの排泄物である可能性が高いです。

茶色っぽい斑点ができて広がる炭そ病

炭そ病は、茶色っぽい斑点ができる病気です。

原因はカビや細菌とされ、原因がカビか細菌かで、症状の出方も変わってきます。炭そ病は葉と茎に症状が出ますので、葉に斑点を見つけた時は茎も確認してください。

感染してしまった葉は取り除いて、残りの葉を大事に育てましょう。再び病気にならないように、殺菌剤でケアします。

この時、原因がカビか細菌かで使う薬が変わってきますので、注意が必要です。

同じようにカビや細菌が原因で斑点ができる病気に、褐斑病や斑点病があります。斑点病は炭そ病同様、葉と茎に症状が現れ、褐斑病は葉に現れるという特徴があります。

シミが広がるように枯れる灰色カビ病

灰色カビ病は、文字どおり灰色のカビに、葉や茎が包み込まれてしまうような病気です。

病気を引き起こすのは、ボトリチヌス・シレネア菌で、症状が進むと治すことができません。春からカビが発生しやすい梅雨時にかけて、なりやすい特徴があります。

最初は水をこぼしてシミができたようになり、それが広がって、やがて全てが枯れていきます。空気に乗って、ほかの植物にも感染ります。

発病初期なら、炭酸水素カリウムの殺菌剤を使うのがおすすめです。

白い粉をこぼしたようなうどん粉病

うどん粉病は野菜や花でもよく見られる病気で、葉っぱにうどん粉をこぼしたように、粉っぽい感じに白くなります。初夏から梅雨時と秋にかかりやすいこの病気は、カビが原因で引き起こされます。

放置すると徐々に広がり、枯れてしまいますが、初期に対策をとることで治ることもあります。よく行われているのが、重曹を水に薄めたものを霧吹きする方法で、これで元の緑の葉に戻ることもあります。

農薬と違い、食品にも使われている重曹を使うことで、人体への悪影響もない安全で効果的な方法です。乾燥しているとかかりやすいので、こまめに葉水をして予防しましょう。

大人になると硬い殻に覆われるすす病の原因になるカイガラムシ

植物の病気の原因になったり、被害を拡大させたりするのが害虫です。

モンステラにも天敵となる害虫がいますが、中でも代表的なのがすす病の原因になるカイガラムシです。幼虫のうちは殺虫剤で退治できますが、成虫になってしまうと殻に覆われ、それができなくなります。

退治しにくくなるだけではなく、成虫のメスは吸汁もするので、モンステラの生育に影響がでます。成虫になってしまったものは、歯ブラシでこそげ落とすのがおすすめの駆除法です。

手作業なので面倒そうですが、確かな退治法です。

葉の裏について葉緑素を吸うハダニ

カイガラムシ同様に、モンステラの生育を妨げるのがハダニです。

ハダニは蜘蛛に似た、半透明のボディをもったとても小さな虫です。ハダニにやられた葉は白っぽくなりますが、これは、ハダニが葉の葉緑素を吸うからです。

ついているのが数匹なら、粘着テープを葉に貼り付けて勢いよく剥がせば駆除できます。乾燥した場所を好むので、葉水で葉の表面を濡らしておくと、つきにくくなります。

ハダニが住み着く裏側にも、忘れずに葉水しましょう。

モンステラの病気と害虫について

モンステラがかかりやすい病気と、モンステラにつきやすい害虫についてまとめてみました。

病気になると、黒や茶色、時には白く変色していたり、斑点ができていたりしますから、早めに見つけて対処しましょう。発見が遅れると全体が枯れてしまい、復活できない場合もあります。

病気になった後の土を再利用すると再び病気になる可能性がありますので、処分したほうがいいでしょう。