観葉植物がかかりやすい病気

丈夫で育てやすいといわれる観葉植物も、時には病気にかかることがあります。
観葉植物が枯れる原因で多いのが、根腐れや葉が茶色くなる葉焼け、水のやり過ぎなどによる根腐れです。
ウイルスや細菌、カビ原因の病気も多数あります。
一度病気になってしまうと、治すことが困難なことが多いので、予防に気を配りましょう。

強い日光に当たると葉焼けします

暑い場所がふるさとの観葉植物は、太陽をいっぱいに浴びるのが好きなイメージもあります。
でも、実際には大きな木の影を生息地としているものも多く、直射日光が苦手な観葉植物も多いです。
人間も日に焼けると黒くなりますが、植物の場合は「葉焼け」といい、もっと深刻な状態になります。
日光の熱を受け、葉の温度がいきなり上がるため、組織が死滅し、葉が変色してしまい再生不能になります。
葉だけではなく、株の体力も失われ、最終的に枯れてしまうこともあります。
葉焼けしてしまうと、人間のように薬を塗って治療するというわけにいきませんので、
予防が大切です。
予防として、遮光ネットなどで直接日光が当たるのを防ぐのがオススメです。

根詰まりで呼吸困難になります

植物は成長し大きくなっていきますから、鉢の中の根も伸びていきます。
そうすると、鉢の中は根でいっぱいになり、それ以上伸びることができなくなります。
根詰まりした状態になると、植物は呼吸困難に陥り、生育状況が悪化し、最悪の場合は枯れてしまいます。
鉢の底の穴から根が見えていたら、根詰まりしている可能性が高いです。
大きな鉢に植え替えて、観葉植物がのびのびと呼吸できる環境を作ってあげてください。
大きくしたくない場合は、根と土が一体になっている根鉢を少し崩し、傷んだ根を取り除いてから、新しい土を入れた鉢に入れ替えましょう。
しかし種類によっては古い土を落としてはいけないものもあり、直根性のものがこれに当たるそうです。
根詰まりは、観葉植物によく見られる現象で、根腐れも引き起こします。
購入して2年経ったら、植え替えすることを検討しましょう。

耐寒温度を下回ると凍傷になることがあります

熱帯生まれの観葉植物にとって、寒い冬は試練の時でもあります。
寒さに強い観葉植物もたくさんありますが、それでも置かれている場所や管理に問題があったり、弱っていたりすればダメージを受け「凍傷」にかかることがあります。
凍傷にかかった葉は、茶黒くなって力無さげに萎れてきます。
室内で育てている場合、凍傷にかかる確率はかなり低いのですが、それでも気温の低い地方や、夜間に暖房を切っている場合はかかる可能性も高まります。
保温性のあるダンボールや発泡スチロールなどで植物を囲い、寒さからガードしてあげてください。
茶黒くなってしまったものは再生不能なので、カットしてそれ以上ダメージが広がらないように気を付けましょう。
冬の間は無理に植え替えを行わず、剪定も控え、静かに見守ってあげましょう。

水や肥料の与え過ぎで根腐れを起こすことがあります

根腐れの原因には、根詰まりのほかにも水の遣り過ぎや肥料の与え過ぎなどがあります。では、根腐れした観葉植物はどうなるでしょうか。
根は土に隠れていますので、気付かないうちに枯れていることもありますが、異臭がしたり、茎や幹が柔らかくなったりという症状が現れます。
また、水をあげても、土に染み込みにくくなってきますので、少し注意して見ていれば気づくことができるでしょう。
症状が重くなる前であれば、腐った部分を処理して、新しい土に引っ越し、それ以上の悪化を食い止めることも可能です。

ウイルスや細菌やカビが原因の病気にもかかることがあります

観葉植物もウイルス性の病気にかかることがあり、代表的なのが白い斑模様ができるのが特徴のモザイク病です。
アブラムシが原因でなることが多く、空気感染はなく、人間には伝染りませんが、ほかの植物にも伝染します。
ウイルスを殺す薬などは、今のところありません。
もし感染してしまったら、感染した株は諦め、ほかの植物への感染を防ぐために株元から全て処分します。
処分したあとに、健康な植物に触ると感染する恐れがありますので気を付けましょう。
ウイルスで感染する病気のほかにも、細菌が原因の軟腐病や、カビが原因の炭そ病など数多くの病気があります。
野菜などでよく見られるうどんこ病なども、観葉植物もかかります。

竹酢液で予防できます

観葉植物の病気は治すことができないものが多いので、予防が大切です。
病気や害虫の予防にオススメなものに、竹酢液があります。
無農薬で野菜を育てている人には、すでに愛好家が多く、ホームセンターなどで比較的安価で手に入ります。
竹酢液は、観葉植物の病気の元になるアブラムシを寄せ付けないようにしてくれます。
殺菌力があるといわれ、病気の原因菌退治のメリットも期待できます。
似たものに木酢液というのもあり、同じような効果が期待できます。
濃度を間違えると、殺菌力が強くなり過ぎることがありますので、希釈の割合に気を付けてください。

観葉植物の病気は予防が大切です

観葉植物も生き物ですから、人間や動物と同じように病気にかかります。
人間や動物のように病院で治療してもらうことができませんので、病気にかからないように注意しましょう。
水と肥料と日光の量が相応であれば、多くの病気を防ぐことができます。
ほかの植物に感染の恐れがある病気にかかった時は残念ですが早めに処分する勇気も大切です。