パキラが枯れる4つの原因と対策

オフィスでもリビングでも、ちょっとした観葉植物を置きたいとなった時に手軽に購入できるパキラ。お値段が比較的リーズナブルなのも人気の理由の一つでしょう。どちらかといえば育てやすい植物ですが、注意しないと突然枯れてしまうことがあります。パキラが枯れる原因とその対処法について解説します。

根腐れ

根腐れもパキラを枯らせる大きな原因の一つです。幹を触ってみてブヨブヨと柔らかくなっていたら水涸れを起こしている可能性があります。水のやり過ぎ、穴のないプラスチック鉢等の水はけの悪い環境などによりパキラの根が呼吸できなくなると、根腐れを起こしてしまうのです。

初期段階の根腐れで、まだ葉が黄変して下を向いているだけという段階ならば一定期間水をやらないことで回復も期待できます。しかし、すでに根から幹まで腐敗が進行していたら、手遅れかもしれません。それでも、幹の一部に硬いところが残っていれば、そこを切り落として挿し木をすることで復活させることもできるかもしれません。あきらめずに挑戦してみましょう。

水枯れ

葉全体が下を向いてグッタリと垂れていたら、それは水枯れかもしれません。初期段階ならばタップリと水を与えることでまた元通りになるでしょう。ただし、一定時間が経過してしまうとどんなにミスをあげてもしおれたままということもあります。できるだけ早く対処することが大事です。

一度、屋外に置いて水が鉢底からしみ出すほどタップリと与えるようにするのが理想です。どうしても屋外に出せない場合には、受け皿に2~3cm水をためるようにしましょう。基本的には受け皿に水をためるのはタブーですが、水枯れの際の応急処置にはなります。

日照不足

パキラは室内に置かれることが多い植物ですが、日光がほとんど当たらない部屋にずっと置いておくと茎が不格好に細く伸びる、いわゆる「間延び」を起こしてしまいます。そして、次第に葉が黄変し枯れてしまうこともあるのです。観葉植物なので室内に置かれることが多いのは仕方ないとしても、たまにはベランダで日光浴させたり、できるだけ日当たりの良い窓辺に置くなどの予防をしましょう。

ただし、日照不足の症状が出てから急に直射日光が当たる場所に置くと、葉焼けを起こしてしまいます。レースのカーテン越しに日が差すような明るい日影に置くようにしましょう。

病害虫

エアコンが効いた部屋など乾燥した場所に置かれているパキラは、ハダニがつきやすくなっています。ミカンハダニ、ナミハダニ、カンザワハダニなどハダニにはさまざまな種類がありますが、いずれもパキラを枯らせてしまうので要注意です。どのハダニも葉の裏側に発生することが多く、大変小さな生き物なのでなかなか肉眼で発見することができず、気がついた時には手遅れということもあります。葉に小さな茶色の点がたくさんできていたり、葉全体が白っぽくなっていたり、蜘蛛の巣が張ったような状態になっているならばハダニが発生している可能性があります。ハダニは水に弱いので、ウェットティッシュなどで拭き取ると良いでしょう。その後、殺ダニ剤を塗布するようにしてください。赤ちゃんがいる家庭など殺虫剤を使用したくない場合は、こまめに霧吹きを散布するだけでも効果的です。

コイガラムシに注意

また、葉が密集して風通しが悪くなるとコイガラムシがつきやすくなります。葉の付け根などに白い2~3mmの綿状の塊がついていたら、おそらくコイガラムシでしょう。パキラから他の観葉植物にも伝染しやすいので見つけ次第撲滅するようにしなくてはいけません。雑巾や綿棒でしっかりと拭き取り、使用した雑巾等は二次感染を防ぐためにも破棄するようにしましょう。

パキラは樹液を出すので、それを目当てにアリが集まってくることもあります。鉢の中に巣を作ることもあるので、一刻も早く殺虫剤で駆除することをおすすめします。

パキラを枯らさない方法

パキラを枯らせる代表的な4つの原因とその対処法を解説してきましたが、一番良いのは枯らさずに元気に育てることです。

そのためには、水やり、日光、風通しの3つのポイントを抑えるようにしましょう。水は土が乾いたらタップリと与えて、受け皿に水をためないというのが基本です。タップリというのは鉢底から水が流れてくるまで、とおぼえておいてください。

耐陰性でも光が必要

また、パキラは耐陰性のある植物なので蛍光灯の下でも一応育ちます。

しかし、確実に枯らさないためにはレースのカーテン越しに陽が差すようなスペースで、1日に5時間以上日光に当てるのが理想的です。

締め切った部屋に置かれていたり、葉が茂りすぎて風通しが悪くなっても、パキラは上手く育ちません。できるだけ風通しの良い場所に置き、こまめな選定を心がけましょう。

早期発見が大切

いかがでしたでしょうか。パキラが枯れる原因は主に4つで、比較的理由を突き止めやすいことが特徴です。

原因不明のまま対処できないということはほとんどないので、できるだけ早く異変を見つけて対策を講じるようにしてみてください。