捨てないで!咲き終わった胡蝶蘭はこうして復活する

管理が難しいと思われがちな胡蝶蘭ですが、意外に強く、寿命も長いです。
花が全部落ちて、葉と茎だけになったら寿命ではありません。
簡単な作業だけでもう一度花を咲かせることができますので、捨てるのはまだ早いです。
胡蝶蘭は花が全部落ちてしまっても、もう一度咲かせることができますから、
捨てないで適切な措置をして復活させてみましょう。

2番花を楽しむことができます

株が元気だったら、同じ花茎にもう一度花を咲かせることができます。これを2番花と呼びます。
人間にとっては嬉しいことですが、花を咲かせるということは植物にとってはとても大変なことなので、株は相当な体力を消耗しています。
株の負担を減らすには2分の1くらいが咲き終わったところで一番下からカットして、後は花瓶に挿して愛でてあげたほうがいいのですが、ちょっと惜しい気もします。
せっかく綺麗に咲いている花を切るのも忍びない、という人も多いでしょう。
2番花を咲かせられる状態かどうかは葉の色や光沢を見て判断します。
葉の枚数は3枚以上が目安ですが、2番花を咲かせると株のエネルギー消耗が激しくなりますから、できれば5枚くらいあったほうがいいでしょう。
花を咲かせるための作業も結構簡単で、新しい芽は節のところから出てきます。
通常2番花は最初に咲いていた花よりも小ぶりで、数が少なくなります。

2番花を楽しむための手入れの仕方について

菌が付いて病気になることがありますから、カットする前には石鹸で手を洗い、ハサミは火で熱消毒してください。
花がきちんと立っていられるように茎に支柱が結んでありますが、支柱は抜きます。
胡蝶蘭の株には竹のように同じくらいの間隔で膨らんでいる節がありますので、これを目印にして上のほうを切り落とします。
残す目安は、下から4節のところです。
水遣りの時の水受けや汚れ防止のために、受け皿の上に鉢を置いて終了です。
節のところから新しい花芽が出て、新しい花が咲きますが、もう一度花を咲かせるまでにはしばらく時間がかかるので気長に待ちましょう。

2番花を咲かせない場合の手入れ法について

株が弱っている場合やできるだけ寿命を延ばしたいという場合は、2番花を咲かせない管理をします。
花が咲いた後にまた花を咲かせると株に負担がかかりますから、こちらのほうが胡蝶蘭にやさしい管理法です。
根元に近い場所で切りますが、あまり近すぎても次の花芽が出にくくなることがあります。
といって残しすぎると、節のところから2番花が咲いて株がダメージを受けますので、下から5センチメートルくらいを目安にしてください。
これで株はゆっくり休むことができ、次に花を咲かせるための栄養分を補うことができ、立派な花が咲く期待が持てます。

植え替えについて

株が弱っていたり、2年以上経っていたりする場合は植え替えをしたほうがいいでしょう。
3本立ちや5本立ちになっていることが多い胡蝶蘭ですが、大抵は1株に1本になっています。
まず1株ずつに切り離し、それぞれ別々の適切な大きさのポットに移しますが、鉢の中は土ではなく、バークかミズゴケを使います。
鉢から出して腐っている根は、切り落とします。
環境の変化に弱いので、元々バーグに入っていたならバーグ、ミズゴケに入っていたならミズゴケを使ってください。
暖かい地方で生まれた植物なので、日本での植え替えに適切なのは暖かい春になります。
胡蝶蘭は鉢に入れておくと根と鉢が一体化しているので、出すときに根を傷つけることがありますが、水を上げて湿らせておくと取り出しやすくなります。

根腐れしていた場合の手入れはどうする?

株が元気なら花が咲きますが、根が腐っている場合はどうなのでしょう。
葉の色が悪かったり、ピンと張っていなかったりなどの異常が見られたら根腐れを起こしているかもしれません。
指で押してみてぐちゃっとなるようなら根腐れしていますので、火で炙って消毒したハサミを使って取り除きます。
取り除いて残った部分で再生することも多いので、もう一度植え替えてみましょう。
まず、根の大きさに合わせた鉢を用意します。
植え替えは通常春頃に行いますが、根腐れしている場合は一刻も早く植え替えなければ、手遅れになって完全に枯れてしまう恐れがあります。
とにかく植え替えて、後の管理に気を付けていきましょう。
根腐れする原因の多くは水の遣り過ぎですから、植え替えの後も水の遣り過ぎには注意しましょう。

咲き終わった胡蝶蘭の手入れは意外と簡単

咲き終わった花を復活させるには、特別な肥料を使ったり、ものすごく細かい温度管理が必要だったりするのかと思いがちですが、意外と簡単な手入れで大丈夫ですね。
温度管理は必要ですが、それほど神経質にならなくても、室内に飾っていると自然に咲き続けていることも多いです。
水遣りも肥料も、それほど手間をかける必要はありません。
2番花を咲かせるか株を休ませて次の年に期待するかは、葉の様子を観察しながら決めていきましょう。