おしゃれで大人気!丈夫で育てやすいフィカス・ベンガレンシス

おしゃれなインテリアショップやカフェなどでもよく見かける、フィカス・ベンガレンシス。丸みを帯びたグリーンの葉っぱと白い幹はどのようなインテリアにも馴染みやすく、ひとつ置くだけで洗練された雰囲気を演出してくれます。今回は、フィカス・ベンガレンシスの魅力をたっぷりとご紹介します。

フィカス・ベンガレンシスの基本情報

植物名 フィカス・ベンガレンシス
学名 Ficus benghalensis
英名 Benghalensis
科目/属性 クワ科/フィカス(イチジク)属
原産地 スリランカ、インド、東南アジアなど
耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや強い

幹がまっすぐのタイプもありますが、幹を緩いカーブに仕立てたタイプも、ナチュラルな雰囲気で人気です。生命力が強く丈夫で、特別なお世話もほとんど必要ないため、初心者の方にはもちろん、ギフトとしてもおすすめです。

花言葉

フィカス・ベンガレンシスの花言葉は、「永久の幸せ」です。生命力が強いことから「永久」という言葉に繋がり、丸い葉っぱは調和や安らぎの象徴とされることから、「幸せ」という言葉に繋がっています。なお、ヒンドゥー教の神話において、フィカス・ベンガレンシスは「望みをかなえる木」として登場します。大変縁起の良い植物であり、お祝いごとやプレゼントにも適しています。

花を咲かせる

株が良く成長すると、まれに花をつけることがあります。「隠頭花序(いんとうかじょ)」や「無花果(いちじく)状花序」と呼ばれる珍しい咲き方で、赤色をした丸い実の中に花を咲かせるのが特徴です。花を見たい方は、株が大きくなるように上手に育てましょう。

育て方


ここからは、実際のお世話の仕方のついて解説していきます。ポイントをしっかりおさえれば、元気に美しい葉を維持して成長してくれます。

温度

フィカス・ベンガレンシスは、寒さに弱い植物なので、最低10℃以上の環境をキープして育ててください。10℃以下の寒さに当たり続けると、葉が次第に茶色く枯れていきます。なるべく暖かい場所で育ててあげることが重要です。冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、窓から離れた明るい場所に置いてあげましょう。ただし、暖房の風が当たると急激な乾燥によって葉が傷みやすいです。暖房の風が当たらず、窓から離れた暖かい場所で管理しましょう。

水やり

まず、水やりの基本は「土の表面が乾いてから」です。フィカス・ベンガレンシスは乾燥に強いので、土の中までしっかり乾かして水やりすることがポイント。手で土を触って、土の中の方まで乾いていることを確認しましょう。観葉植物初心者の方はつい毎日のように水やりをしてしまいがちですが、毎日水を与えていると水分が過剰になり根腐れを起こし枯れてしまうこともあります。

春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりしてください。水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨ててください。

気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。
15℃を下回るような冬の水やりは、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 2~3日後に与えてください。この時期は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。水やりや葉水は、室温が十分に上がったタイミングで行ってください。気温が低い時間帯に水を与えると、根や葉が傷む可能性があるので注意しましょう。

ゴムの木全般に当てはまることとして、土の状態が乾燥している時と湿っている時を意識すると上手に育てられます。

日当たり

フィカス・ベンガレンシスは日光を非常に好むので、レースカーテン越しの柔らかい日が当たる場所で管理をすると健康な株に成長します。しかし真夏の直射日光や西日に当たると、葉焼けする可能性があるので注意しましょう。
耐陰性はありますが日光が確保できないと適切に紫外線を補給できないので、正しく栄養が行き渡りません。枯れることはなくても、通常のものより弱々しい株になることがあります。どうしても日陰の置き場所でないと管理が難しい場合は、定期的に日光浴をさせると良いです。具体的には1週間に2〜3回を目安にしてみてください。

葉水

葉水とは、霧吹きなどで葉っぱに水を吹きかけ乾燥を防ぐこと。ゴムの木は葉っぱが大きいので何もせずに放置をすると、埃を被ってしまいます。そうなると、日光を取り込む量が減り害虫も寄りやすくなります。
そこで、葉水を定期的に行いゴムの木の葉を清潔に保ちましょう。葉水は埃を除去するだけではなく、実は害虫を寄せ付けない効果があります。毎日葉水をするのは難しくても、普段のお水やりとセットにすれば忘れにくいです。

剪定

剪定は、成長期である春から秋にかけておこないます。葉が生い茂ってきたら、剪定用のハサミやナイフなどで余分な葉をカットします。フィカス・ベンガレンシスはゴムの木の一種です。剪定の際に出た樹液が肌に触れるとまれにアレルギーやかぶれなどを起こすことがありますので、軍手などを装着してから剪定をおこなうようにしてください。

フィカス・ベンガレンシスに関するQ&A

Q1.虫が発生することもある?

フィカス・ベンガレンシスは、ハダニやカイガラムシの被害に合うことがあります。

害虫の防止には、葉水が有効なので、水やりと同じタイミングで葉水を与えるようにしましょう。ハダニやカイガラムシは乾燥した環境を好むので、発生を防ぐには植物を乾燥させすぎないことが重要です。
葉水で予防できないくらい害虫が発生してしまった際は、薬剤を使用します。また、こまめに剪定をして葉の間の風通しを良くしておくことも大切です。

Q2.挿し木はいつするべき?

フィカス・ベンガレンシスは、挿し木で増やすことができます。もし挑戦するなら成長期である5〜7月ごろに行いましょう。葉が付いた状態で茎を切り取り、半日ほど吸水させ、土に挿しておくと根が出てきます。

簡単に手順をおさらいしておきましょう。

  1. 枝を10〜15cmくらいでカットする
  2. 先端の葉を2〜4枚残す
  3. 30分〜1時間ほど水に浸す
  4. 土に植える

枝をカットして水に浸しただけではまだ根っこが出てきていないので、水の吸収度合いが良くありません。水分を絶やさないように、継続して水やりをしていきましょう。

Q3.植え替えはいつ頃したらいいの?

4〜6月ごろがおすすめです。

植え替えは、観葉植物にとっても実は負担がかかります。しかし、春夏の成長期であれば回復スピードも十分にあるので植物にも大きなストレスにならないことが多いです。もし秋冬に植え替えを行うときは、土が完全に乾いてから行うように心がけましょう。土が完全に乾いていれば、根っこへの負担も少なく安全に植え替えができるからです。 植え替えが完了したら日が当たる置き場所でしばらく管理をします。そうすることで、根っこが出やすくなりしっかりと定着してくれます。

Q4.ペット(犬・猫)にとって毒性はない?

フィカス・ベンガレンシスはゴムの木の一種のため、樹液にはラテックスという成分が含まれており、肌に触れるとまれにアレルギーやかぶれなどを起こすことがあります。ペットや小さいお子様がいるご家庭では、誤って口にしないよう手の届かない場所で管理してください。

Q5.枯れた場合はどうすればいい?

枯れる原因としては、水枯れ・根腐れ・葉焼けの3つが考えられます。それぞれの対処法は以下のとおりです。

水枯れ:土の表面が乾いたら水やりする

根腐れ:水はけのいい土に交換する

葉焼け:遮光して管理する

一見枯れたように見えても、根が生きていれば復活する可能性があります。早急に対処することで助かる可能性は高くなるので、まずは植物が傷んだ原因を確かめ早めに対応しましょう。ダメになった葉っぱはすべて取り除き、原因を改善したあとは発根剤を使って管理すると、根や新芽の伸長を促し回復を早めることができます。

風水効果


風水においては、フィカス・ベンガレンシスのような丸い葉っぱを持つ植物は、「陽」の気を持つとされています。

恋愛運

フィカス・ベンガレンシスの綺麗な葉がたくさん出るほど運気が膨らみ強いパワーとなり、恋愛にまつわる運気が高まるとされています。フィカス・ベンガレンシスの丸い葉が愛情の気を高めるパワーが強いとされ、良好な深い人間関係を築くことができるかもしれません。大きくなった葉の発色が強くなっているときは恋愛運が強く反応している証拠ともいわれています。

仕事運

フィカス・ベンガレンシスは観葉植物の中でも成長スピードが早いです。成長が早く上にまっすぐ伸びる太い幹が仕事や勉強においての成長や発展を意味し、停滞してしまった「仕事運」を高く高めることができるとされています。
太い幹は折れたり倒れたりすることがあまりなく剛健な強さがある様子から、室内に集まった運気も崩れにくいことが期待できるでしょう。仕事や勉強に行き詰っているときはフィカス・ベンガレンシスを飾って気持ちを切り替えてみるのもよいかもしれません。

金運

フィカス・ベンガレンシスの丸い葉が手のひらをイメージさせ、葉でお金を包み込むような形に見えることから「金運」をあげるとされています。収入を増やしたい方や昇進を願う方にオススメです。 フィカス・ベンガレンシスは飾るだけでも明るい空間になるとされているため、運気や雰囲気を良くしたい方なども飾ってみてください。

 

風水効果を発揮する置き場所


フィカス・ベンガレンシスを置く場所によって風水効果や運気が変わります。より風水効果が高まる置き場所を解説していきます。

玄関:良縁の出会いがある

玄関には良い運気と悪い運気が出入りするとされ、玄関に置くと出会い運を高められるとされています。玄関から見える位置に飾ると来る人ともつながりを良い方向に導き、衝突やトラブルを避けることができるでしょう。新しい異性との出会いや仕事でのビジネスパートナーを探している人は、ゴムの木を玄関に置いてみるといいかもしれませんね。

寝室:夫婦の関係がよくなる

寝室は愛情の気が強いとされ、フィカス・ベンガレンシスが夫婦の関係にも良い影響を与えてくれるとされています。丸い葉が良好な夫婦関係を健やかに保ち、愛情運を高めてくれるでしょう。疲れてしまったときに植物を見ることで気持ちがリフレッシュされ、自然に優しく接することができ、愛情深い夫婦関係を築けるかもしれません。癒された心があれば、お互い自然に優しく接することができるのではないでしょうか。

リビング:家族の気を整える

リビングには家族の時間を過ごしたり、食事や談笑を行う場所となるため家庭運や健康運を司る場所とされています。そのためリビングに置けば家族全体の気を整えることができ、家族全体の運気を良くすることができるでしょう。家族全体の運気が良くなれば、会話の弾む明るいリビングを演出でき、愛情深くて暖かい家庭を築くことができるとされています。
リビングのスペースに余裕があれば、シンボルツリーとしてゴムの木を迎い入れてはいかがでしょうか。

よりおしゃれに飾りたい!

風水効果もあり、スタイリッシュな観葉植物として知られる、フィカス・ベンガレンシス。せっかくならインテリアのひとつとしてよりおしゃれに飾りたいものですよね。

花ざかりのおすすめの方法は、「おしゃれな鉢カバーを選ぶこと」です!鉢カバーとは、その名の通り植木鉢をカバーするための容器や布などのこと。最近ではラタンや陶器、レザーや布などおしゃれな植木鉢カバーがたくさん販売されています。植物を置くお部屋のインテリアと合わせて植木鉢カバーを選んでみてはいかがでしょう?鉢の雰囲気が変わるだけで、おしゃれ度が格段にアップしますよ。

花ざかりではファイバーポリジレン製の高級鉢カバーをご用意しています。デザイン性、機能性を両立した鉢カバーはワンランク上の特別な御祝いや、自宅のインテリア性を高めたい方にもおすすめです。

フィカスベンガレンシス(ゴムの木)

生命力があり丈夫で特別なお世話もほとんど必要ない為、初心者の方からも人気の品種です。

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まとめ

葉脈がくっきりした丸い葉のグリーンと、白い幹のコントラストが美しいフィカス・ベンガレンシスは、樹形もユニークでおしゃれな観葉植物です。インテリア性が高いので、自宅、オフィス、ショップなど、さまざまな場所で活用できます。特別なお手入れなどもほとんど必要ないので、ギフトとしてもおすすめ。
あなたも生活の中にフィカス・ベンガレンシスを取り入れてみませんか?