ドラセナの育て方と気を付けたいこと

 

ドラセナという植物をご存知でしょうか。綺麗な緑色の大きな葉っぱが特徴的の植物です。

一部の種類は幸福の木という名前でも呼ばれており、贈答用としてもよく選ばれているのでもしかするとどこかで既に見かけているのかもしれません。今回はこのドラセナに関すること、育て方や特徴、オススメの品種等を紹介します。

ドラセナとは?

ドラセナとは、アフリカやギニアなどの亜熱帯地域で自生している植物です。

ドラセナというのは植物の名前というよりかは、ドラセナ属という総称名で種類も豊富にあります。多くは観葉植物として栽培されており、観葉植物の中でも人気のある品種です。

葉っぱは、細長く縁に黄色い模様があります。種類によって葉っぱの色や形に違いがあり、葉が広いものもあれば細長いものもあります。

生長期にはとてもよく生長し、ぐんぐんと上に伸びていきます。品種によっては、とても強い香りのする花を咲かせることもあります。その花は十年から十数年に1回くらいでしか咲かず、咲いても4〜5日であっという間に枯れてしまいます。

「幸運の木」と呼ばれる由縁

ドラセナは中国や台湾、ハワイなどでは金運を呼ぶ又は幸せが訪れるという理由から「幸運の木」と呼ばれています。

幸運の木の花言葉には「幸福」「幸せな恋」があります。ハワイでは儀式でも使われることもあり、世界中で縁起の良い植物としても有名です。

長く育てていると白く小さな花を咲かせることもありますが花は栄養分を吸い取ってしまいます。もったいないですがすぐに切ってしまいましょう。

ドラセナの育て方

ドラセナが自生していた地域が亜熱帯という暑い地域でもあったことから非常に生命力のある植物です。そのためドラセナはとても育てやすい品種です。

観葉植物は乾燥に強いイメージがありますが、ドラセナはより乾燥に強く、生長期である春から秋にかけては土の表面が乾いたら水をたくさんあげるようにします。

冬はあまり生長しなくなるので水やりは乾いて数日経ってからでも問題ありません。ドラセナには、排水性と保水性のある土を使用します。室内で育てている場合には、ホコリが葉っぱの表面につきやすいため濡らした布で拭いたり、霧吹きで葉水を行います。生長期には置き肥か液体肥料をあげて生育を促します。

ドラセナを育てる上での注意点

育てやすい品種ですがドラセナを育てる上での注意点がいくつかあります。まずは置く場所です。

植物なので太陽の光はとても大好きですが、とは言っても強い光は必要ありません。真夏のような強い日差しには当てず、適度に日当たりの良い場所、風通しのある場所で育てるようにしましょう。

日陰でも育ちますが日当たりが不十分で葉にツヤがなくなり、弱々しくなってしまいます。暑さに強くとも寒さには弱いので外で育てている場合、冬の時期には室内に入れてあげて下さい。また乾燥する季節になるとカイガラムシやハダニなどの害虫がついてしまうことがあります。大量発生した場合には、薬を使うか強めの流水で洗い流してしまいます。

葉が傷んでしまったら

生命力の強いドラセナですが、葉が傷んでしまうことがあります。

「熱帯地域で育っていたのだし、植物だから太陽の光を欲しているはず」と判断していきなり強い太陽光に当ててしまうと葉焼けを起こして枯れてしまいます。

外で育てる場合には、いきなり日差しに当てるのではなく時間を徐々に長くしていきながら日差しに慣れさせます。また寒さには弱いので10度以下の気温になる場所には置かないようにします。日当たりを考えて窓際に置くことがあると思いますが外気の影響を受けやすいので気温が下がる朝晩は部屋の内側へ移動させ、日の出る昼間に窓際に置くようにしましょう。もし葉に元気さを感じられない場合には植え替え等を検討しましょう。

ドラセナの増やし方

ドラセナは生長の早さから曲がって生長してしまうことがあります。切り戻しといって伸びすぎてしまった部分を切る方法があるのですが切り取ったものを捨ててしまうのはもったいないので、挿し木として他の鉢に挿しておくとドラセナを簡単に増やすことが出来ます。挿し木で増やすのであれば、生長期である春から秋にかけてオススメです。

ドラセナのオススメの品種

ドラセナにはたくさんの種類があり、その種類ごとに大きさも葉の形や色も異なります。人気の品種や育てやすい品種、一風変わった品種について紹介します。

まず幸運の木として呼ばれている「マッサンゲアナ」です。幸運の象徴として扱われているのはこの品種です。他のドラセナに比べると葉の幅が広く柔らかい葉をしています。

次に「ワーネッキー」です。白っぽさのある緑に白い縞模様が入った葉が特徴的でこれを部屋に置くととても明るくなります。暑さに強く寒さに弱い品種の多いドラセナですが、ワーネッキーは耐陰性があるので室内でずっと育てていくことが可能ですし、生長するスピードも遅いので葉や茎を切る手入れをする必要がありません。

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ドラセナを育ててみましょう

ドラセナは初心者の方でも育てられる品種です。植物に関する知識がない方でもわりと簡単に育てられるので挑戦してみてください。順調にいけば、花を咲かせるかもしれませんね。