胡蝶蘭の選び方~種類、大きさ、シーンによる選び方ガイド~

見た目の美しさだけではなく、様々な理由でお祝いの贈り物として重宝されている胡蝶蘭。
花ざかりで胡蝶蘭を贈り物として購入される際に、よくご質問を受ける内容の一つに「何本立を贈れば失礼がない?3本立か5本立どちらがいいの?」というご質問があります。胡蝶蘭をお祝いで贈る意味や値段の違い、用途別・規模別の選び方を理解すれば、今後胡蝶蘭を贈る際、自信をもって決めることができるはずです。ぜひ最後まで目を通し、ご活用ください。

なぜ「法人贈答といえば胡蝶蘭」なのか

「やっぱり胡蝶蘭を贈るところが多いよね?」

お客様とのお電話でのやりとりでよく伺うこのお話。実際弊社の受注記録をみてみると、法人贈答で多くの胡蝶蘭が配達されています。また、4月と10月の就任祝い・上場祝いのシーズンでは他の商品よりも胡蝶蘭が選ばれています。「法人贈答といえば、胡蝶蘭」「胡蝶蘭を贈れば失礼がない」なぜこんな考えが広まったのでしょう?

胡蝶蘭が贈り物として選ばれている理由

 

①縁起の良い花言葉
胡蝶蘭の花言葉は、「幸福が飛んでくる」という縁起のいいものです。

②香り、花粉がほとんどない
香りが弱いため飲食店や病院など強い香りのお花は避けたいところに置いても邪魔になりませんし、花粉も少ないので服を汚す心配も少ないです。

③花持ちが良い
胡蝶蘭は平均で1ヶ月から3ヶ月程度美しい状態を保ちます。また、花は枯れても株は50年ほどと「長寿」なお花です。このような理由から開店祝い、開院祝い、御就任祝い、上場祝いなど様々なお祝いに重宝されています。

④季節を選ばない
1年中温室で栽培されているため、季節を選ぶ必要もありません。

胡蝶蘭の基礎知識

花の大きさによって大きく2種類に分けられる

1つ目が、花が大きい「大輪(たいりん)」と呼ばれるものです。2つ目が、花が小振りな「ミディ」と呼ばれるものです。

①大輪胡蝶蘭
花弁の大きさが10cm~14㎝程あります。品種にもよりますが、色付きの花よりも白色大輪の方が花弁が大きい傾向にあります。もちろん大輪は、花弁の大きさだけでなく、株自体も大きくなります。大輪3本立ちでは、高さ約90㎝、幅も約40cm程度となり、大きな花なので豪華に見えやすく、存在感がひときわ目立つ種類ともいえます。

胡蝶蘭 3本立ち 36輪以上保証(蕾含む) 白

昇進御祝・就任御祝など法人様向けの贈り物として人気のある商品です。

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②ミディ胡蝶蘭
花弁の大きさが6cm程です。花が小ぶりなので省スペースでも飾りやすいのが特徴です。花ざかりで販売しているミディ胡蝶蘭3本立は、高さ約50㎝、横幅約40㎝となり、机や台に飾ると丁度よいサイズ感となっております。

ミディ胡蝶蘭 3本立ち アマビリス

お誕生日・母の日などの身近な方への贈り物として人気のある商品です。

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「何本立ち」という言い方をします

胡蝶蘭の豪華さの基準となるのが、本数です。鉢の中にある胡蝶蘭の数によって、3本なら3本立ち、5本なら5本立ちという呼び方をするのが特徴で、本数の多さが贈る側、贈られる側のステータスにもなっています。
一番主流で人気があるのは3本立ち、ちょっと気合いが入っている時は5本立ちが選ばれている傾向があります。授賞式などの晴れ舞台では本数の多いものを贈ることが多いようです。

■同じ輪数なら大輪胡蝶蘭の3本立と5本立はどちらが大きい?

胡蝶蘭は植えられている本数と花の数によって値段や大きさが変わってきます。花の数が多くなればなるほど値段は上がります。

鉢の中に3本植えられているもの=胡蝶蘭3本立と呼ばれているものが最も一般的です。
植えられている本数が5本になると胡蝶蘭5本立と呼ばれます。

では、3本立と5本立ではどちらの方が大きいでしょうか?3本立50輪のものと、5本立50輪のものを比較してみましょう。

3本立50輪は、1つの茎に17輪(蕾含む)のお花がついており、それを3株寄せ植えしてあります。1つの茎に17輪もの花がついている為、茎の長さが長くなり、鉢全体の高さが約100㎝と高くなります。
それに対し5本立50輪は、1つの茎に10輪(蕾含む)のお花がついており、それを5株寄せ植えしてあります。3本立50輪に比べ、茎の長さが短くなる分、鉢全体の高さは約90㎝となります。鉢の中に5本植えられている分、横幅は3本立と比べて大きくなります。

3本立50輪は、長い茎にお花がきれいに整列している姿がとても美しいという長所がありますが、1茎に17輪もの花が育つまでに時間が要するため、価格が高くなります。
5本立50輪は、花と花が少し重なりあうような形で寄せ植えされており、高さも3本立50輪より低くなりますが、50輪もの花がついていながら価格が抑えられるため、お得感がございます。

設置スペースに合った胡蝶蘭を選びましょう

胡蝶蘭はとても存在感があり豪華なお花ですが、花が大きく、鉢も相当の大きさがありますので、贈り先の設置スペースを考慮する必要があります。せっかく頂いた美しい胡蝶蘭なのに飾るスペースがないのではお相手の方も残念に思い、心苦しいものです。
個人宅やお店、クリニックなど飾るスペースに限りのあるお相手様には、大輪3本立またはミディ系をお選びいただくとよいかもしれません。飾るスペースが十分に確保できる、大切なビジネスのお付き合いのお祝いなどには、大輪の5本立ち以上の大きめのものを贈るのが良いでしょう。
大きなセレモニーや盛大なパーティーなどには7本立以上の大きな胡蝶蘭もおすすめです。とても豪華で高級感があり、他社様のお花よりもひときわ目立つので、会場のお祝いムードをさらに盛り上げてくれるでしょう。7本立や10本立のような大きな胡蝶蘭をご購入される際は、納期に余裕をもって購入するようにしましょう。

花色もさまざま

白のイメージが強い胡蝶蘭ですが、白赤やピンク、青や紫もあります。
定番は白色で、どんなお祝いのシーンでも活躍します。おめでたい白赤は、当選祝い・授賞式などにおすすめです。かわいらしいピンクは、女性の多い会社のお祝いに贈ると喜んでいただけます。

胡蝶蘭 3本立ち 30輪以上保証(蕾含む) ピンク

濃淡のある美しいピンクは華やかさが一段と際立ちます。

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エレガンス胡蝶蘭 3本立 ブルー

白大輪の胡蝶蘭に特別な技術で染めた珍しく希少性の高い胡蝶蘭です。

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ラッピングについて

お相手様の好きな色やイメージ等に合わせて選んだり、会社のロゴのカラーに合わせたり選び方は様々です。お祝いで贈るラッピングの色は、基本的に明るい色がおすすめです。

注意すべきカラー

「赤」・・・火事や赤字を連想させるので、新築、竣工、引越、開店、移転のお祝いに贈る際は避けた方がいいでしょう。

「黄色・ゴールド」・・・政財界のお祝いにおいては賄賂や横領などの汚職を連想させる「お金」のイメージにつながってしまうため、陣中見舞いや当選祝いに胡蝶蘭を贈るときには黄色・ゴールドのラッピングは避けたほうが良いでしょう。

万能カラーはオレンジ・ピンク

オレンジ・ピンクは赤や黄色、ゴールドのようにNGとされる場面もなく、明るい色合いでお祝いにふさわしい万能カラーです。そのような理由から花ざかりでは、ラッピングのお色を悩まれた際は、オレンジのラッピングをおすすめしております。

まとめ

ギフトとして胡蝶蘭を贈る際、見栄えの良さだけにとらわれて選んでしまうことのないようにしましょう。飾るスペースに限りがあるけれど、存在感のある胡蝶蘭を贈りたい場合は大きさだけなく、品種や色などで印象深いものを選ぶのもおススメです。
高級なお花だからと敬遠することなく、ご予算とお相手様の設置スペースに合う素敵な胡蝶蘭を是非探してみてくださいね。