一般的な胡蝶蘭は白色のイメージですが、近年では品種改良が進み個性的で珍しい色の胡蝶蘭が見られるようになりました。贈る場合もいただく場合も白の胡蝶蘭が圧倒的に多いかと思いますが、染色した胡蝶蘭は白の胡蝶蘭にはない魅力があります。
今回は、なかでも特に珍しいブルーとパープルの胡蝶蘭について、贈る前に知っておくべきことをまとめてご紹介します。
目次
どのように染めている?
染め方は2通り
・注射器を使用して、特殊な染色液を花茎に挿し胡蝶蘭に吸わせる方法
この染め方の特徴は、花びらの中心から外側に向かってグラデーションのようになるのが特徴です。
花ざかりではこちらの技術で染めたものを取り扱っています。
もう一つのやり方は、
・花びらに直接特殊な塗料を吹きかけて染め上げる方法
こちらの手法は、花全体に均等に色を付けることが出来ます。
どちらも花にダメージの少ない特殊な塗料を用いるため、染色が原因で胡蝶蘭が枯れたり持ちが悪くなったりなどはないため品質に問題はございません。
このいずれかの技術で染められた胡蝶蘭をエレガンス胡蝶蘭といいます。
株ごとに色の付き方が若干異なる
一株ずつ染め上げていくため、株ごと、花弁ごとに色の付き方が微妙に異なります。つぼみは染まりにくいため、咲いた時には他の花弁に比べて薄い色となり色の濃淡を楽しめます。
エレガンス胡蝶蘭は全く同じものは他にない世界に一つだけの胡蝶蘭といえます。
希少価値が高い
染色には大変高度な技術が必要で、その技術は特許を取得しています。現在、世界中で日本、アメリカ、オランダ、ブラジルの4ヵ国でしか作ることができないため、白色に比べて流通が少なく希少な品種です。
エレガンス胡蝶蘭について
エレガンス胡蝶蘭の大きさは?
白色の胡蝶蘭を染めているエレガンス胡蝶蘭は、大きさは一般的なものと変わらず高さは約85cmあります。胡蝶蘭は花びらの大きさが大きいものを大輪(直径約13cm)、小さいものをミディ(直径約8cm)といい、大輪の方がフォーマル度は高いと考えられています。
エレガンス胡蝶蘭の多くは大輪胡蝶蘭ですので、フォーマルなお祝いにも安心して贈ることが出来ます。
何本立ちがある?
最も多く流通しているのは2本立ちや3本立ちで、5本立ちもあります。
本数の多いものを取り扱う店舗はかなり少ないですが、花ざかりではお問合せいただきましたら6本立ちや8本立ちをご用意することも可能です。
エレガンス胡蝶蘭の相場は?
生産数・流通数が少なく希少性が高いため、一般的な胡蝶蘭に比べて価格も高くなっています。
お花の数が多ければ多いほど価格は上がり、2本立ちで18,000~30,000円、3本立ちで30,000円前後、5本立ちは50,000円前後が相場価格です。
エレガンス胡蝶蘭を贈るシーン
どんなお祝いにも最適
白色の胡蝶蘭と同じで、開店、開業、開院、就任、新築祝い、お誕生日などどんなお祝いにも適しています。
特にエレガンス胡蝶蘭は、他の人や会社が贈るものと差別化したい場合に贈るとパッと目を惹き目立つだけでなく、その希少さからお相手の印象に残る特別な贈り物になります。
開店祝いの場合は、人の目を引く珍しい胡蝶蘭を店頭に置くことでお店の宣伝効果に繋がります。
イメージカラーに合わせて
送り先の会社のコーポレートカラーやお店のイメージカラー、チームカラーがブルーやパープルの場合、気の利いた贈り物としてより一層喜んでいただけるでしょう。
ブルーは夏の贈り物に
冷たい・涼しいといった印象を与えるブルーは、お中元やお歳暮など夏のギフトにもおすすめです。
パープルは長寿祝いに
古稀(70歳)、喜寿(77歳)、卒寿(90歳)のテーマカラーが紫なので、長寿祝いの贈り物として贈ると大変喜ばれます。
長寿祝いでなくても、「高貴」「希少」「上品」「優雅」などのイメージをもつ紫色は、高級感を出したいときや目上・年上の方への贈り物にもおすすめです。
お供えにも
ブルーとパープルの胡蝶蘭は高貴で気品あふれる雰囲気でありながらも、落ち着きのある優しい色合いなので、葬儀の場やお供えにも適しています。
エレガンス胡蝶蘭を贈る時は
立札を付ける
お祝いで贈る胡蝶蘭には、誰からのお祝いなのかが一目見て分かるように立て札を付けます。
立札には、ご用途(祝 御開店、御開業、御祝など)とご依頼主様のお名前を記載するのが一般的です。加えて、お届け先様名を記す場合もあります。
個人ギフトではメッセージカードもおすすめ
親しい方への贈り物などカジュアルな個人ギフトには、メッセージカードがおすすめです。
メッセージカードは、相手に伝えたい想いを自由に書ける為、気持ちが伝わりやすいのが魅力です。
どんなラッピングが合う?
花ざかりでは、お花の雰囲気を邪魔しないよう同系色のラッピング用紙とリボンで上品にラッピングいたします。
ご希望の色があればその通りにラッピングさせていただきます。お供えでしたらホワイトのラッピングがおすすめです。
エレガンス胡蝶蘭の管理方法
お手入れは簡単
珍しい品種の胡蝶蘭だからお手入れが難しいかも…と心配に思う方もいるかもしれませんが、エレガンス胡蝶蘭は白い胡蝶蘭を安全な塗料で染色しているだけですので、管理方法は通常の胡蝶蘭と変わりません。
■胡蝶蘭の管理方法
・水やり
土の表面が乾いているのを確認してからたっぷりの水をあげます。根腐れを防ぐため、受け皿に溜まった水は毎回捨てるようにしましょう。
・置き場
気温15~25度くらいを保てる明るい部屋に置きます。乾燥が苦手なので、胡蝶蘭周辺の湿度を60%ほど保つのが理想です。
お花の品質には影響しない特殊な塗料を使用しているため、花持ちも一般的な胡蝶蘭と変わらず、1ヶ月~3ヶ月ほど楽しめます。
「染色したことで品質が落ちたり花持ちが悪いのではないか」と思う方もいるかもしれませんが、そのようなことはございませんので安心して贈ることが出来ます。
また、花びらに触れて塗料が肌や衣服などに付着する心配もありません。
2度目に咲く花は白色
胡蝶蘭は寿命が長いため、根腐れなどの病気にならない限り次の年に再び美しい花を咲かせますが、鮮やかな色を楽しめるのは最初に咲いた花が落ちるまでです。
白色の胡蝶蘭に染色をして染めているため、2回目以降開花する時は白い花をつけます。
エレガンス胡蝶蘭は、1つの株で2色の胡蝶蘭を楽しめる品種なのです。
色が持つ意味と花言葉
ブルー
青色は、海や空などの爽やかで澄んだ様子から広大、誠実、自由などポジティブな印象を与える色です。心を落ち着かせたり、集中力を高めたりする効果があります。また、誠実・清潔なイメージも持つため、企業のイメージカラーとして用いられることの多い色です。
ブルーの胡蝶蘭の花言葉は「愛」「尊敬」。大切なお客様や取引先様への贈り物に最適です。
パープル
紫色には「高貴」「崇高」といった意味合いがあり、昔から高貴な色として考えられてきました。聖徳太子が定めた冠位十二階において、最高位を表している色が紫色です。
また、紫色には緊張感や不安を癒して気持ちをリラックスさせる効果があります。疲れた心身の回復を促す癒し効果の高い色です。
パープルの胡蝶蘭は比較的新しい品種の為まだ花言葉を持っていませんが、胡蝶蘭の共通の花言葉は「幸福が飛んでくる」ですので、大切な人へお祝いの気持ちや感謝の気持ちを伝えることに適しています。
エレガンス胡蝶蘭を購入するなら通販がおすすめ
エレガンス胡蝶蘭は流通量が少ないため、取り扱っているお花屋さんはなかなかありません。そこで、珍しい商品も簡単に購入することが出来る通販サイトでの購入がおすすめです。
花ざかりでは、農園からお届け先様へ直送していますので、高品質で鮮度の良い胡蝶蘭をお送りしています。
エレガンス胡蝶蘭のご紹介
エレガンス胡蝶蘭 5本立 ブルー
涼しげで爽やかなブルーは凛とした胡蝶蘭の佇まいをぐっと引き立てます。5本立ちは存在感・高級感があり、他社様のお花よりもひときわ目立ちます。大切なお取引先様の様々な節目のビジネスシーンに最適です。
エレガンス胡蝶蘭 5本立 パープル
高貴で格調高いパープルはどのようなシーンにも重宝します。5本立ちは存在感・高級感があり、他社様のお花よりもひときわ目立ちます。大切なお取引先様の様々な節目のビジネスシーンに最適です。
まとめ
エレガンス胡蝶蘭はなかなか市場には出回ることのない大変希少な胡蝶蘭です。
パッと目を引く神秘的なブルーやパープルの胡蝶蘭はお祝いのシーンを華やかに演出し、たくさんの胡蝶蘭が贈られるような場でも埋もれることなく人の目を惹きます。
自分の贈り物を目立たせたい時や他の贈り物と差別化したい時、贈り物にマンネリしたとき、長寿祝いなどどんなお祝いにも重宝します。
なかなか見かけることが出来ない希少なエレガンス胡蝶蘭は、贈られた方の心に強く残る贈り物になるでしょう。