【ペットと観葉植物】少しの工夫で叶う、どちらにとっても快適な環境の作り方

「ペットを飼っているけれど、観葉植物を置いても大丈夫だろうか?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?実は観葉植物には犬や猫といったペットにも安全な種類も多く、きちんと対策を講じておけばペットと一緒に育てることができます。
今回は、ペットを飼っている家庭で観葉植物を育てる場合の注意点や、具体的な対策について解説します。

ペットにとって安全な植物

観葉植物を置き始めのうちは、ペットが物珍しさから植物に対して好奇心を寄せるかもしれませんが、植物のある暮らしにペット自身が馴染んでくれば、植物の存在をそこまで気にしなくなります。人間にも「慣れ」があるように、ペットにも「慣れ」はあるのです。とはいえ、大前提として「ペットにとって安全な植物」を選ぶ必要があります。万が一口にしてしまっても比較的問題のない植物をいくつかご紹介します。

パキラ


パキラは空気をきれいにする効果がある植物で、消臭効果もあるのでペットのニオイにも効果を期待出来ます。
成長が早く乾燥にも強い、そして害虫の被害も比較的少ないので管理が楽という事で人気があります。

エバーフレッシュ


エバーフレッシュは沢山の葉が連なっている涼し気な観葉植物で、原産のボリビアでは30メートルほどになる大木です。日本では観葉植物として人気があります。日当たりのいい窓辺などで育てるのがおすすめです。

サンセベリア

【空気清浄効果】株を増やしてサンセベリアをもっと楽しもう!
サンセベリアはスッと立ち上がった葉が人気の観葉植物です。空気清浄の効果が高いといわれているので、ペットのニオイが気になる人にもおすすめです。

アレカヤシ


葉が薄く、葉の量が多いヤシ類は蒸散量が非常に多いので、湿度調整に優れています。
空気清浄作用としてはトルエン、キシレンを除去します。

ガジュマル


「多幸の樹」と呼ばれる聖なる木で、暖かい気候を好みます。当たる陽が強すぎると、葉が焼けてしまうことがあるのでカーテン越しが安心です。ぷっくりとした幹が魅力的で、ひとつひとつ全く違う形をしているので、とても愛着の湧く観葉植物です。

ペペロミア


ペペロミアは小さな葉がかわいい観葉植物ですが、実は香辛料のコショウ科。ペペロミアという名前も「コショウのような」という意味です。立つタイプや垂れ下がるものなど種類が豊富なので、好みのタイプを探すのも楽しいですよ。どれも小柄で見た目の可愛さから、観葉植物やインテリアとして女性からの人気が高くハンギングにもピッタリです。

ペットにとって有害な植物

環境省によると、ペットに有害な植物は以下の通りです。

1.  アイビー
2.  モンステラ
3.  ポインセチア
4.  ディフェンバキア
5.  スイセン
6.  スズラン
7.  ツツジ科全般
8.  クリスマスローズ
9.  オシロイバナ

切り花を挿した水も強力な毒性があります。また、「ユリ科」「ナス科」「サトイモ科」「多肉植物」なども危険な植物として挙げられます。上記に該当しないものがあれば、個別で調べるのがおすすめです。
きちんと事前に調べておけばペットを守ることができるので、リサーチは怠らないようにしましょう。

もしペットが観葉植物を誤飲したら


安全な植物だとしても摂取量が多ければ消化不良を起こし、下痢・嘔吐などの症状が出るかもしれません。もし観葉植物を誤って食べたと気付いたら、以下の情報を持ってすぐに動物病院を受診しましょう。

  • 観葉植物の種類・名前
  • どれくらいの量を食べたのか
  • 食べてからどれくらい経ったか
  • どんな症状が現れているか

もし観葉植物の種類や名前が分からないときは、スマホで写真を撮っておくとよいでしょう。実際に食べた箇所も撮影しておけば、お医者さんの診断材料になります。また、すでに観葉植物を飲み込んでしまった場合、無理に吐かせようとするとかえって危ないケースもあるので、できるだけ早く動物病院に向かいましょう。かかりつけの動物病院だけでなく、夜間でも対応してくれる救急病院を調べておくと、いざという時に慌てなくてすみますね。

ペットと観葉植物が一緒に暮らすためには

物理的な距離を取る


ペットが観葉植物に近づけないように、物理的に距離を取る方法はもっとも効果的な対策です。
防護柵を設置したり、ハンギングなどで天井から吊るしておく方法が効果的です。ハンギングは、植物が宙に浮いていて空気に触れる面積が増えるため、乾きやすくなり、蒸れにくくなるので、根腐れのリスクが下がります。
つまり、ハンギングでの飾り方は植物の健康面においても有効なのです。猫の場合はジャンプしても届かないように工夫しましょう。
また犬や猫は観葉植物本体ではなく、植えてある土に興味をそそられて近づき、目の前にある葉を齧ってしまうことがあります。土を掘り返さないように鉢にカバーなどをするのも効果的です。

ペットのストレス解消や栄養管理に気を配る

ペットが観葉植物を誤飲してしまう原因に、ストレスや栄養不足が挙げられます。運動する機会が少ない場合や、落ち着いて暮らせない環境はストレスを感じやすいため、注意が必要です。また、適切な栄養管理にも気を配っておきましょう。ペットのなかには、お腹がムカムカしたり、気持ち悪さを解消するために観葉植物を食べてしまうこともあります。食事内容をきちんとコントロールしておくのも大切なことです。

代わりに齧ることのできる植物(猫草)を用意する


特に猫は毛玉を吐きたい時に草を食べることがあります。そのようなときには「猫草」と呼ばれる麦の若芽などの安全な植物を用意しておき、それを自由に齧ることが出来るようにするといいかもしれません。ペットショップなどで、成長した猫草が販売されていますし、種から育てることも可能なので、猫が観葉植物を食べないように活用すると良いでしょう。

部屋を分けて管理する

できれば同じ空間で共にしたいですが、ペットの安全が最優先です。ペットにとって安全な植物を選んでいるとしても、頻繁に口にするのはあまり好ましくありません。無理に一緒にしようとせず、植物の置き場所を検討することも必要です。

花ざかりで購入できる、おすすめの植物

【パキラ】
パキラの花言葉は「快活」「幸運」「勝利」「運を導く」。中国では、パキラを売ったらお金持ちになったという言い伝えから金運をあげてくれる幸運な木「発財樹」とされています。
風水的にも金運アップの効果があると言われており、縁起の良い観葉植物として非常に人気が高く、当店でも観葉オススメNo.1の商品です。

観葉植物 大型 パキラ 8号鉢【黒丸鉢・白丸鉢・バスケット】

おしゃれな見た目でどんなインテリアにも合う観葉植物です。

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【アレカヤシ】
「元気」「勝利」というポジティブな花言葉と風水効果を持つことでも知られており、大変丈夫で育てやすい点が魅力的です。
ペットにも安全なアレカヤシの葉は、猫じゃらしの役割にもなると言われています。 一部を切り取って、一緒に遊んでみるのはいかがでしょうか。

観葉植物 大型 アレカヤシ 10号鉢

南国ムード漂うトロピカルな雰囲気が特徴の観葉植物です。

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【サンセベリア】
サンセベリアは、とても丈夫な観葉植物です。冬はリビングなどの暖かい場所で管理し、水をやらないことだけ守れば、ほぼ枯れることはありません。
休眠期の冬の間は水やりも肥料もお休みなので、ほぼ半年間放置でもいいというくらい、手のかからない観葉植物です。

観葉植物 サンセベリア 6号 陶器丸鉢カバー

直立した剣状の多肉性の植物で、その容姿から別名『トラノオ』とも呼ばれます。
他の植物に比べ、マイナスイオンを多く放出することでも知られています。

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まとめ

観葉植物もペットもお互い生き物であるため、どちらにとっても快適な環境を提供するためには、それなりの配慮が必要です。しかし置き場所など少し工夫することで、安全に生活することができます。
「ペットがいるから観葉植物を育てられない」と諦めていた人も、ぜひ安全な観葉植物を育ててみてはいかがでしょうか。